浅間山麓で自らが耕作した信州産信濃1号の蕎麦を天日干し、石臼で製粉した蕎麦粉を販売しています。
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栽培は早春、地面の凍結が解けるとともに始まります。
当地の春は遅く、霜の到来が早いため麦などとの二毛作ができません。品種は長野県に適した信濃1号、ひすい蕎麦(長野S8号)で夏播き、秋収穫の秋蕎麦です。
種蒔きは7月初旬から、梅雨の合間を見ながら。成育期間の長いひすい蕎麦から始め10日間(離れた畑は7月下旬になる)。花は8月10日頃から、これに合わせミツバチの巣箱を設置してもらいます。種蒔き後70日〜80日目を目安に、9月下旬から10月中旬まで黒化率70〜80%で刈り取り。
小諸市の海抜1,000メートルの高地の蕎麦の花畑。
さわやかな高原の風とミツバチ達が受粉を助ける。
ここは「あなたのそばがいい」の絶叫大会の会場でもあります。
有機質として木材チップと野菜のくずを混合。3年をかけて発酵させたものを使用して地力をつけます。
トラクターによる掘起しを行います。雑草の除去のため種まきまでの6月〜7月の間に4回〜5回行っています。
大型トラクターに取り付けた装置によって、一度に6列(30 cm X 6列)の肥料散布と種まきが出来ます。
種まきの後、4日〜5日で発芽します。発芽率もよく、成長も早いです。
真夏に2回〜3回畑のまわりの草刈りを行います。刈り取りの準備でもあります。(畑のまわりを刈り込むことにより、機械を搬入し易くします。)そばの実に雑草が入らないようにするのです。
長野県で10年をかけて開発した、新品種です。2014年、初めての栽培に取り組みました。
開花は8月中頃です。
養蜂家にお願いしてミツバチによる受粉を行います。そばの花は、風や昆虫のなかだち(媒介)がないと受粉が難しいのです。
私たちのそば畑は、南に八ヶ岳連峰、西に北アルプス、北に浅間山の連山を望む景勝地にあります。
そばは種まきをしてから75日〜80日で収穫期を迎えます。7月25日頃に種をまくと10月10日頃に刈り取りができるようになります。
天日で水分15%前後になるまで乾燥します。乾燥には4日間くらいを要します。
大きなゴミ、雑草の種子などを取り除いた後(あら選別と言います)、風力でゴミ、塵、未成熟な実を取り除く「唐箕」にかけて完成です。
丸抜き(皮むき)を行うための前工程として、玄そば(皮付)の大きさを5m/m〜3.6m/mまで10段階にふるい分けをします。
粒選別された玄そばを丸抜き機で皮を剥きます。
丸抜きされたものを花崗岩の石臼を用いて製粉します。そばは熱に弱いので、時間をかけて作業をします。